2007年07月01日
アレックスがやってきたわけ
![]() | アレックスは思いもかけずにやってきました。 ほんとうに、突然の出来事だったのです。 |
2006年5月5日、わたしたちのアーサーが息を引き取りました。
二年ほど前に肥満細胞腫が発覚、それから幾度か切除術をし抗がん剤やステロイドでの治療を行ってました。
それでも元気に過ごしていましたが、2月になって頚椎の痛み出現、3月には脊髄硬膜内髄外腫瘍への転移のための大手術、そして徐々に容態が悪くなり、こどもの日、アーサーは旅立ちました。
くわしくは あーしゃとあれちゃんのきもち をご覧ください。
アーサーはもちろんわたしたちも辛かった闘病、そして最期を迎えてしまったアーサー、その後のわたしは胸にぽっと開いた暗くて大きな穴は、いつまでも小さくなることはありませんでした。
忙しく仕事をしてるときは少しはまぎれることができても、家に帰るとそこにアーサーの居ないことのさびしさ、アーサーの最期の二ヶ月あまりがあまりにもかわいそうだったことが思い出され、夜は何度も目が覚め、朝ごはんは喉も通らずに、あっという間に4キロ体重が落ちました。
夫も同じ気持ちだったと思います。
遊び相手だったアーサーが居なくなり、わたしが勤務で居ないときは、ひとり自転車で走り回ってたようです。
少したってネットでウェスティを見たり、探したりもしてたことにわたしも気が付いてました。
7月になって、ときどきペットショップを覗くことがありました。
ウェスティ居るかな?
居ないよね。
ちょっと期待してみたりして。
そのうち、ネットで調べてウェスティがいるというショップに何度か行ってみました。
横浜の方にも足を伸ばしました。
でも、生体販売のショップはどうなんだろ。
ブリーダーのサイトを見ては連絡してみようか。。。などと、熱心なのは夫でした。
わたしは、まだ、新しい子を受け入れる態勢が出来てませんでした。
仕事も忙しいし、実家の母の具合もよくないし。
アーサー以外の子を受け入れられる訳が無い。
そんなある日、今日は多摩方面に向かってみることにしました。
ネットで下調べして行った最初のショップには居ませんでした。
その次に行ったショップには2ヶ月のかわいい♂と8ヶ月くらいの大きくなった♂が居ました。
小さい子は肉球の色が白くまだらだったし、育てるなら小さいうちからと決めているので、大きい子もNGでした。
もう少し遠いけれど、ネットで見つけたショップに行ってみることにしました。
そこにいた子がアレックスです。
こんなふうに、ゲージのなかでおとなしくこっちを見てました。
出してもらい、抱っこしてみると、なんていい子なの。
かわいい子です。
ちょっと、目が小さいけどね。
でも、どうしよう。
思い切ってしまうことが出来ない。
ゲージの前をうろうろすると心配そうなお顔でこっちを見てました。
その目は
『連れて行って・・・』
って、こっちを訴えてるようでした。
それでも悩んでると夫が
『決めるしか無いよ。
考えても仕方が無いよ。』
って、言いました。
そうか、決めるしかないか。
いい子だよね。
やっとめぐり合えた子かもしれないよね。
そうやって我が家にアレックスがやってきたのです。
すやすやと眠るアレックス、この子はアーサーの匂いがいっぱい残る我が家にやってきたのです。
夫がウェスティを探してたのは、夫自信が淋しいからとずっと思ってました。
ことしになって分ったことですが、もちろん夫も淋しいけれど、わたし自信があまりにも落ち込んで居て、メソメソ泣いてばかりいるから、早く2代目を連れて来ないとだめだっと思ったそうです。
アーサーのことを思い出さない日はありませんが、アレックスがやってきて、気持ちが軽くなってことは事実。
こうして、アレックスは我が家の大事な次男坊として迎えられました。
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